コラム

焼酎お湯割りのおいしい作り方を解説!大切なポイントを整理します!

焼酎は様々な場所でリーズナブルに購入できるため、お酒を好む方の中にも愛飲している方は多いことでしょう。

飲み方にも様々な選択肢があるため、それぞれの好みに合わせた楽しみ方が存在することも、焼酎のよいところです。

そして中でも焼酎の味わいや風味を充分に楽しめる飲み方の1つが、「お湯割り」でしょう。

しかしお湯割りを実際に作ろうとすると、「正しい作り方はある?」「どうすればおいしくなる?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。

そのためこの記事では、焼酎をおいしく味わいたい方に向けて、お湯割り作りにあたってのポイントを紹介します。

作り方ひとつで驚くほどに味わいがかわります。ぜひとも参考にしてみてください。

 

 

焼酎お湯割りの作り方

ここでは、焼酎のお湯割りをおいしく作るための基本的な作り方について解説します。

 

焼酎とお湯の比率

お湯割りをおいしく作るためには、焼酎とお湯の比率についてこだわることが大切です。

もちろんお酒の強さや好みは人それぞれであるため、「自分の好みに合わせる」のスタンスで問題ありません。

焼酎の香りや味わいを最大限楽しみたいのであれば、焼酎:お湯の割合は「5:5」をベースとして以下のように考えるのがよいでしょう。

 

焼酎とお湯の割合

  • 焼酎:お湯=5:5
  • 焼酎:お湯=4:6
  • 焼酎:お湯=6:4

 

20度または25度の焼酎を5:5で割るなら単純に考えてアルコール度数が10~12.5度程度になりますが、その場で割る場合はやや濃く感じる方も居るかと思います。

 

その時、焼酎:お湯の割合を「4:6」や「3:7」にしてみてもおいしく味わえます。作り方を覚えれば極論ですが焼酎1:お湯9でも美味しく味わえます。

仮に少し焼酎を薄くしてもお湯割りで充分に香りや味わいが楽しめ、美味しいお湯割りに仕上がります。

初めてお湯割りを飲むのであれば、2:8や3:7またはくらいから試してみてもよいかもしれません。

 

焼酎が好きでお酒の個性を充分に楽しみたいのであれば、焼酎:お湯の割合を「6:4」でもよいでしょう

6:4だとアルコール度数は高めになりますが、焼酎が持つ香りや個性をしっかりと感じる事が出来ます。

湯割りは食中酒として映え、楽しんで頂くことが良いので焼酎の割合を気を付けて濃すぎずゆるりと飲んで頂くと良いでしょう。

 

お湯の温度

おいしいお湯割り作りには、お湯の温度も大切な要素です。

 

ポットのお湯設定温度は80度~98度位でしょうが大切なのはお湯割りを仕上げたときの温度です。

最後に出来上がったお湯割りの温度帯が、あえて広い度数帯にで申しあげますが40度~50度度になるように調節するのがベストでしょう。その調節の仕方は後程参照します。

味や香りが広がり、最も焼酎の甘さや美味しさを感じられます。

毎回温度を測るのは大変ですので、「人肌くらいを目安に」と意識して作るのがおすすめです。

 

仮に沸騰した熱湯にそのまま注いでしまうと、焼酎の香りや風味が飛んでしまいアルコールも揮発しやすくなってしまうためおすすめできません。

一度沸騰ている場合は場合はお湯を器同志で入替、お湯の温度を下げるなどか熱湯そのままでなく、温度を下がってから作りましょう。

美味しく飲むにはやかんやポット、ケトルなどを使ってお湯を沸かすようにしましょう。

 

熱くすればするほどキリリとした飲み口になりぬるめに仕上げると甘さを感じます。

シャープにキリっと飲みたい時はやや高めで、甘みをしっかりと感じたい時は低めでどうぞ。

 

 

焼酎をお湯割りで作る際の大事な順番

ここまでお湯割りを作る際のポイントを整理してきました。

基本的には大まかな割合を押さえたうえであとは自分の好みに合わせるのが一番ですが、実はどんな好みの方でも共通して守りたいポイントがあります。

それは、「焼酎とお湯の注ぐ順番」です。

 

原則としてお湯割りの場合、お湯を先にグラスへ注ぎ、そのあと焼酎を注いで下さい!

その理由は以下の通りです。

 

お湯割りのお湯を先に注ぐ理由

  • お湯と焼酎がよく馴染み、マイルドになる
  • 温度調節が容易

 

お湯を先に入れる理由としてまず挙げられるのが、馴染みやすさです。

お湯、焼酎の順番で入れることで対流が自然と起こり、かき混ぜなくても自然と混ざりやすくなります。

 

また、焼酎をあとから注ぐと更に香りが引き立ち、まろやかな味わいになる点も大きなメリットです。もちろん注ぎ方、スピードも重要です。

もし焼酎を先に入れてしまうと、熱いお湯が注がれることによってアルコールが一気に揮発し、刺激が強くなります。。

 

そして、お湯を先に入れておくことで適度に温度が下がり、温度調節がしやすくなる点も重要なポイントです。お湯を器に注ぐと温度も下がり同時に器も温まります。従ってぬるいお湯ではなく沸かした熱いお湯を注いで下さい。

 

 

おいしい焼酎のお湯割りを作りましょう

≪まとめ≫

グラス(湯割りの際は陶器がお勧め!)を2つ(ⒶとⒷ)用意し、先ず片方Ⓐに熱いお湯を入れ(少し高い位置から空気に触らせてお湯を入れ替えることがポイント 冷ます効果)、もう片方ⒷにⒶのお湯をゆっくり入れ替えます。

焼酎の風味をしっかりと引き立てるには、ゆっくりと4、5回Ⓐ⇔Ⓑお湯の入れ替えを繰り返しお湯の温度を少しずつ下げます。

お湯の対流が収まり次第、焼酎をゆっくりゆっくりグラスの縁に当てながら注ぎ、最後の20㏄くらいを一気に注ぎます。

決してかき混ぜずに自然対流を促し、対流が落ち着いたらどうぞ召し上がれ。温度や注ぎ方を意識しないで作るお湯割との味わいの差は歴然です!

ポイントは、熱いお湯の温度(約90℃)をお湯の入れ替えで下げつつ(約70~80℃)、グラスを温める意識を持つことです。

(最初からぬるいお湯だと器も温まりません。お湯割りが生み出す味わいの円やかさを引出し、器と焼酎の保温効果があります)

熱いお湯のままだと焼酎が火傷を起すイメージ、香りや味わいが崩れてしまいます。

注ぎ方もなるべくゆっくり、最後は一気に、対流を作り出す意識が大切です。

Ⓐ⇔Ⓑの熱いお湯の入替回数は甘さやまろやかさを感じつつダラダラ(笑)飲むのであれば目安として5回~6回程度入替え、スパッとした味わいを楽しむのであれば3回4回程度入替を目安にどうぞ。

お湯の入替回数を変えるだけで同じ焼酎の味わいが変わりますのでぜひお試しください。

また飲食店さんなどのプロの方は一連の動作をスムーズに丁寧に行う事によって美味しいお湯割りを提供出来、味わいのみならず見た目でも湯割りの所作で更に美味しくなり、美味しくお客様へ提供できることでしょう。

時間をかけゆっくりと入替ること、注ぐことがポイント。

仮に飲んで熱さを感じた場合はそのままゆっくりと酒とお湯ごと他方の器に入替して調整しても良いです。

湯割りはゆっくりと丁寧な入替や注ぎががポイントです。

 

 

焼酎の色々な飲み方

焼酎にはお湯割りの他にもおいしい飲み方が色々とあります。

水割り、炭酸割り、ロック、ストレートなど様々です。

以下の記事では焼酎のおいしい飲み方をそれぞれ紹介しておりますので、是非ご参照ください。

・水割り:焼酎水割りのおすすめの作り方を紹介!順番と割合が重要です!

・炭酸割り:焼酎ソーダ割りのおいしい作り方を解説!爽快感と冷たさが命です!

・ロック:焼酎のロックをおいしく作るには?おすすめの作り方を紹介します

・ストレート:焼酎ストレートのおいしい作り方を解説!ストレートのポイントは?

 

 

今回は、おいしいお湯割りにおけるポイントについて紹介してきました。

おいしいお湯割り作りの方法を知るよい機会となりましたでしょうか?

お湯割り作りの基本を押さえつつ、ご自身に合った方法を見つけていくと焼酎をより楽しむことができるでしょう。

 

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