コラム

純米酒のおすすめの飲み方は?それぞれに合う料理も紹介します!

純米酒はお米と水だけで作り出された日本酒であり、お米が元々持つ味わいや風味をとてもよく感じられる魅力的なお酒です。

日本酒のうま味をより味わいたい方であれば、純米酒を選択するのがおすすめでしょう。

また、純米酒を最大限楽しみたいのであれば、飲み方についても知って頂きたいことがあります。

温度の変化とともに風味や味わいに変化が生じるため、同じ純米酒でも嗜好や料理に合わせて様々な楽しみ方が考えられるでしょう。

そのためこの記事では、純米酒におけるおすすめの飲み方と、それぞれの飲み方に合った料理について解説します。

純米酒の魅力を最大限に引き出したいと考えている方は、ぜひともご参考にしてください。

 

 

純米酒の飲み方

純米酒の飲み方としては、以下が特におすすめです。

 

純米酒でおすすめできる飲み方の例

  • 熱燗
  • ぬる燗
  • 常温
  • 冷酒

 

日本酒は、温度の違いによって様々な味わい・風味を感じさせてくれます。

幅広い温度でおいしく楽しめることは、日本酒の大きな魅力の1つだと言えるでしょう。

日本酒には上記以外の飲み方も細かく存在しますが、純米酒の香りやコク、旨味などを楽しむには、銘柄などによって上記のいずれかを選択するのがおすすめです。

いずれも基本的な飲み方であり、特別な作り方などは存在しないため、どなたでも実践いただくことができます。

本記事をご参考にしていただきながら料理に合わせたり、飲み比べて好みの飲み方を探してみたりしていただくと良いでしょう。

 

 

熱燗

熱燗とは、【燗酒】の温度帯の中で細かい温度区分けはありますが55℃~60℃程度の「やや熱い」と思われる温度に温めて楽しむ方法です。

(もっと上げても良い酒もあります)

お米が持つうま味や酸、甘味が引き立ち、ほっこりとお米の香りが充分に感じられる飲み方だと言えます。

(温度が上がれば上がるほど、味わいはシャープに感じます)

日本酒の個性を最大限に引き出して楽しみたい方には、おすすめできる方法です。

風味や酸味はぬるくなれば甘みを感じながら穏やかに感じり、温めて一度開いた味わいはそのままぬるくなります。

時間の経過によって温度変化による味わいの違いもを楽しめる点も魅力です。

お出汁の利いた料理や熱々のおでんや煮込みなどと合わせるのはとてもおすすめです。

円やかな酒の熱燗の口当たりと、しっかりと味がしみ込んだ煮込み料理はばっちり合います。

また、イカの塩辛や酒盗などのおつまみでも、食べながら熱燗を飲むことによって温かいご飯と合わせる感覚で、おつまみのうま味と日本酒のうま味の相乗効果となりおすすめできます。

刺身や白子ポン酢など、さっぱりとして味わいが深いおつまみとももちろんよく合います。

逆に中華や肉やタレ料理等とも好相性。

ぬる燗、熱燗に限らず燗酒は口中の脂をしっかりと流してくれるので料理と共に飲みましょう!

また旨味や酸、適度に熟成し味わいがしっかりとした純米酒に1割未満ほど加水してお燗する割水燗などもあり、

少々飲みすぎてる時や、軽やかに上げたい時など、ぬる燗、熱燗問わずこの様な飲み方も実はありますのでお試し下さい。

 

 

ぬる燗

ぬる燗とは、感覚的な温度だと45℃~50℃程度の比較的低い温度に温めて飲む方法を指します。

温めると米の香りが際立ち、ぬる燗だとまろやかなうま味や甘みも感じるでしょう。

同じ50℃位の燗でも、温度を上げてつつの50度の燗と、一度60℃程度まで上げてから下がってきた(燗冷まし)50度の燗では味わいが全く異なります。

どちらも良さがあるので試してみてお好みのぬる燗を見つけてみてください。

素材の味を楽しめる刺身や野菜やキノコのお浸しなどの料理は、ぬる燗との相性が良いと言えます。

熱めの燗同様に、チーズや脂ののった食材、お出汁との相性もお勧めです。

また、意外に小豆の羊かんなどは甘味の相性が良いため、スイーツが好きな方はぜひとも試してみてください。

 

 

常温

お酒をそのまま常温(おおむね15~20℃くらいのイメージです)で飲むの方も居るかと思います。

常温で飲むことを「冷や」と呼びますが、「冷酒」と混同されている方も多くいるためここで区別しておくと良いでしょう。

日本酒の味わいをそのままに感じたい場合にどうぞ。

常温(冷や)の場合は、日本酒に対して冷たくも温かくもしない、温度変化を与えない飲み方ですがとりあえず1口、または1杯だけ飲んで温度変化前の味わいを試すのも良いでしょう。

但し、温度によるお酒の味わい変化を感じる事は出来ません。

やや味わいも閉じたイメージです。

お酒のうま味やコク、酸味や渋味など、お酒のもつ味わいは銘柄によって風味などのバランスが異なるため、様々な組み合わせが考えられます。

簡単に申し上げると淡白な白身魚や貝類の刺身、前菜サラダなどのあまり脂っこくない料理には、お酒の味わいもお米のうま味が優しく円やかなもの、程よい酸味や渋味ある酒質が合うでしょう。
味わいしっかりで脂やタレが利いた料理にはしっかりとお米のうま味やコク、酸味、渋味が感じる酒質が良く合うでしょう。

もちろん最後に口中で酒がキレてゆくことが非常に大切で杯も進んでゆきます。

お米と相性の良いおかずは大概相性が良く、普段からお酒を楽しむにはもってこいです。

お米の旨味や酸を味わえる純米酒は食との幅は広く充実しています。

 

 

冷酒

冷酒は、ポピュラーな飲み方になってきました。

実は、冷酒文化はまだ浅く、1960年代後半に各家庭に冷蔵庫が普及して、その後吟醸酒などの冷酒用の酒が広く販売されるようになりました。

日本酒は冷やすことで特有の香りや甘みが抑えられ、全体的に風味が引き締まり、シャープになり、温度によっては飲みやすくなります。

逆にぬるくなった際は過度な甘さを感じる酒もあります。

冷酒にも燗酒同様、温度帯で呼称があり、涼冷え(15℃前後)、花冷え(10℃前後)、雪冷え(5℃前後)などがあります。

日本酒の特徴毎に温度を変えてみるのも楽しみ方の一つと云えます。

また、一度熱燗にしたお酒を急冷し、冷酒として飲む方法もあります。

温めて味わいが一度開いたお酒は、ただ冷やした味わいとはまた違った風味があり美味しいですよ。

ひんやり冷たい冷酒は、特に夏の暑い時期などに飲みたくなる方も多いのではないでしょうか。

おつまみにも、夏はトマトや冷ややっこなどと合わせてみてはいかがでしょうか。

あえて冬に部屋を充分に温め、お鍋をつつきながら冷酒を楽しむのも良いですね。

先ずは最初にその後お燗で様々楽しむと良いでしょう。

 

 

純米酒を様々な飲み方で楽しみましょう!

今回は、純米酒のおすすめの飲み方について紹介してきました。

純米酒の香りやうま味を充分に楽しむための方法を知る、良い機会となりましたでしょうか?

純米酒はお米のうま味を楽しめる品であるため、料理や嗜好、気分に合わせて最適な飲み方をチョイスしてみてください。

 

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